エアコン助成金、と検索したはいいものの、出てくる制度の名前がバラバラで、自分に当てはまるのかどうかがよく分からない、ということはありませんか。購入費の補助なのか、設置費も含むのか、名古屋市の制度なのか国の話なのか、一つのページを読んでいるうちにだんだん混乱してくる、というのもよく聞く話です。
地域情報メディア『メイトウグルリ』のエリア担当ライター、すけっちです。わたしも家のエアコンの買い替えを考えたとき、どの制度がどこから確認できるのかすぐには分からず、少し遠回りをしました。
この記事では、制度の呼び方の違い、対象の見方、名東区で実際に足を運べる店舗、確認できる窓口の順番を整理します。
「助成金」という言葉が広い理由
エアコン関連の支援には、自治体が直接出す助成のほか、国の補助制度、電力会社のポイント還元など、複数の仕組みが混在しています。検索すると、これが一つの画面にまとめて出てくることが多く、「自分に使えるもの」を選ぶ前に疲れてしまいやすい構造です。
名前だけ見ると「助成金」「補助金」「支援金」とバラバラですが、仕組みの違いというより、実施する機関や目的によって呼び方が違うだけで、内容は似ているものも多い。まずそこを知っておくと、情報の見方が少し楽になります。
購入費と設置費、どちらが対象かを確認する
制度によって、対象になる費用の範囲が異なります。「本体の購入費だけ」なのか、「設置工事費も含む」のかは、同じ「助成」という言葉でも制度ごとに違います。
- 購入費のみが対象
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本体の買い換え費用だけが支援される。工事費は自己負担になる。
- 購入費+設置工事費が対象
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本体と設置にかかる工事費がまとめて支援される場合がある。
- 修理費が対象になる場合も
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一部の制度では、故障したエアコンの修理費用も助成の対象になる。
申し込む前に、「工事費はどこまで含まれるか」を制度ごとに確認しておくと、実際の支払い額の見通しが立てやすくなります。
対象世帯で差が出やすい二つの制度
名古屋市には現在、エアコン関連で性格の異なる二つの支援があります。対象世帯がまったく違うので、先にどちらが自分に近いかを確認するほうが遠回りしにくいです。
| 制度名 | 主な対象 | 支援の内容 |
|---|---|---|
| 省エネ家電への買い換え促進事業 | 名古屋市在住の個人(全世帯) | 店頭値引き方式・最大2万円 |
| 在宅高齢者エアコン設置等助成事業 | 65歳以上・市民税非課税世帯等 | 購入・設置・修理費の助成・上限9万2千円 |
前者は特定の属性は問わず、省エネ基準を満たすエアコンへの買い換えが対象。後者は高齢者かつ非課税世帯などの条件が重なる場合に使える制度です。実施時期や申請方法も違うため、混同しないように確認するのが先決です。
名東区で制度を使える店舗を確認する
省エネ家電の買い換え促進事業は、登録店舗での購入が条件です。名東区内にある家電量販店のうち、以下の3店舗は制度の登録対象になっている可能性が高い店舗です。ただし登録状況は変わることがあるため、来店前に各店舗への確認が必要です。
- ケーズデンキ一社店
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名古屋市名東区高社2丁目129番地。営業時間は10時~20時。電話番号は052-769-3355。
- ヤマダデンキ テックランドイオン名古屋東店
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名古屋市名東区猪子石原2-1701(イオン名古屋東内)。営業時間は10時~20時。電話番号は052-778-9740。
- エディオン高針原店
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名古屋市名東区高針原2丁目1604(イオンスタイル高針原2階)。営業時間は各施設の案内を確認のこと。
3店舗ともに大型店で駐車場があります。登録店舗かどうかの最終確認は、専用サイト(nagoya-shoene.com)か店頭で確認するのが確実です。
名古屋市の制度を確認する手順
名古屋市の制度情報は、市の公式ウェブサイトからたどるのが一番確実です。制度名ではなく「省エネ」や「エアコン」などのキーワードで検索すると、制度ページにたどり着きやすくなります。
トップページの検索欄から「省エネ家電」や「エアコン助成」で調べると制度ページが見つかりやすい。
「在住の個人」が対象か、「65歳以上・非課税世帯」など条件が限定されているかを先に読む。
制度によって申請のタイミングが違う。購入前の事前申請が必要な制度もある。
わたしが最初に調べたときは制度名で検索してしまい、古い年度のページにたどり着いて情報の鮮度が分からなくなりました。ページの「更新日」を必ず確認するのが、遠回りしないための一つの癖です。
対象外になりやすいケースを先に知っておく
迷いやすいのが、「買い換えではなく新規設置」のケースです。省エネ家電の買い換え促進事業は現在設置済みの製品からの買い換えであることが条件になっています。新たにエアコンを追加設置する場合は対象になりません。
- 新規設置(買い換えでない)は対象外
- 登録店舗以外での購入は対象外
- インターネット通販での購入は対象外
- 事業者(個人事業主含む)は対象外
- 省エネ基準未達成の製品は対象外
特にインターネット通販での購入が対象外である点は、うっかり見落としやすい条件です。
熱中症対策の文脈で見られやすい制度の特徴
在宅高齢者向けの助成制度は、熱中症対策という目的で設けられているものです。エアコンを所有していない、または故障で使えない高齢者世帯を対象に、購入費・設置費・修理費をまとめて支援する内容になっています。

「エアコン持ってない高齢の親に使えるかも」と気づいたのは、わたしも後からでした
省エネ目的の買い換え支援とは、対象の前提がまったく異なります。両方が「エアコン支援」として検索結果に並ぶため、混在して見えやすいのです。
購入前に確認しておきたいことが一つある
省エネ買い換え促進事業は、店側が申請手続きを行う仕組みです。つまり、購入する店が「登録店舗」かどうかが先決になります。制度を知っていても、非登録店で購入してしまうと支援は受けられません。
登録店舗の一覧は専用サイト(nagoya-shoene.com)で確認できます。名東区内の3店舗が登録されているかどうかは、来店前にサイトか電話で確認しておくと安心です。
よくある勘違いと制度の取り違え
「助成額が9万円以上になる」という情報を見て期待する方もいますが、在宅高齢者向けの制度(上限9万2千円)と省エネ買い換え促進事業(最大2万円)は別物です。前者は対象条件が厳しく設定されています。
また、省エネ買い換え促進事業は予算に達した時点で終了します。2026年5月23日からスタートしている制度ですが、予算切れになると期間中でも申請できなくなる仕組みです。
相談窓口は区役所と電話の二択がある
制度の内容をざっくり確認したいだけであれば、名東区役所の窓口で聞いてみる方法もあります。「どの制度が自分に当てはまるか分からない」という状態でも、担当窓口で整理してもらえることが多いです。
省エネ買い換え促進事業の専用コールセンター(0120-109-510、受付9時~17時)に電話して確認するのも、手続きを急ぎたい場合は早い方法です。名東区在住であっても制度は名古屋市全体のものなので、市の窓口で対応してもらえます。
今日の一歩は手元のメモから始められる
今日やってみてほしいのは、今使っているエアコンの製造年と冷房能力(kW表示)をスマホで写真に撮っておくことです。リモコンか本体のラベルに記載されていることが多く、これがあるだけで店頭での確認がずいぶん早くなります。
わたしは以前、窓口に電話したときに「今のエアコンの能力が分からない」と気づいて、一度電話を切って確認し直しました。次に動きたいと思ったときに手元にメモがあると、そのまま動けるんですよね。
週末にケーズデンキやヤマダデンキへ足を運んで、登録店舗かどうかを確認してみるだけでも、次の一歩がぐっと近づきます。その一歩が少し軽い気持ちにつながったらうれしいです。












